きんぎょ

知識を「知恵」に変えるブログ。

ボランティア応援団が日本を変える???

 

東京オリンピックまであと2年と迫った今日、とあるニュースが世間を賑わせつつあります。

 

それが東京五輪学生ボランティア応援団」です。

 

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これは、今後の日本社会のあり方を問う重要な出来事だと思います。

 

結論から言います。

僕は彼らを支持します。

 

ボランティアに良いイメージを持っていない方は、ぜひご一読あれ。

 

  1. 「ボランティア」とは?
  2. どっち派??
  3. 一方が欠けるとき
  4. ボランティア至上主義の結末
  5. ボランティア至上主義の流布
  6. というわけで

 

1.「ボランティア」とは?

 

ボランティアの語源を調べてみると

ボランティアとは、自発的に社会事業活動へ参加する人、主に、無報酬で参加する人をさす。

引用元:http://gogen-allguide.com/ho/volunteer.html

 

現在の一般認識と何ら変わりないですね。

ボランティアは、語源的にも報酬を求めない人の事を指します。

 

今回は、そんなボランティアの定義が変わるかもしれないというお話です。

 

2.どっち派??

 

ここで、少し質問。

 

イメージしてください。

インフラの整っていない村があったとしましょう。あなたは、その村を救いたいと思っています。

 

この時、無償で現地支援しに行くのか。

それとも、募金箱に寄付をするのか。

どちらがしたいですか?

 

ちなみに僕は、募金派です。

何故なら、お金を集めればそれだけ、可能性が広がるからです。

インフラ整備の工事費はもちろん、衛生環境保持のためのワクチンなど、必要に応じた準備ができます。

いくら現地に行く人が足りていたとしても、支援に必要な物資やお金がなければ意味がない。

平たく言えば、お金があれば何でもできるという事です。

 

だから、現地支援はNOだ!

 

とは言いません。

 

物資やインフラが揃えば幸せかというと、必ずしもそうではないからです。

物だけ送られても、社会から忘れられると寂しいし、心の傷を癒せる人が必要になります。

そこで必要なのが「現地支援」で、現地の方々と直接触れ合い、寂しさや喜びを共有し、心の支えを作ります。

 

このように物心両面でサポートするのが支援活動であり、どちらが一方が欠けてはならないと僕は考えます。

 

3.一方が欠けるとき

 

それは、活動に見合った報酬(欲求)がない時だと考えます。

折角時間と労力を使うのに

・一切会話なし

・食事・睡眠なし

・賃金なし

・相手に感謝どころか悪口ばかり言われる

なんて慈善活動、嫌ですよね??

 

日々人は何かしらの報酬を求めて動いています。

なので、たまに見かける「私は自分を犠牲にしてでも現地の人々を笑顔にします!」と意気込む方も、承認欲求がモチベーションになっていると僕は思います。

 

その、自身の行動への対価が無いとき、人は強いストレスを感じてしまいます。

 

4.ボランティア至上主義の結末

 

その最たる結果が、電通過労自殺でしょう。

 

サービス残業。叱る上司。

高橋まつりさんの死因は、

・お金

・やりがい

という正当な報酬が支払われないストレスだった事に疑いの余地はありません。

 

あくまで僕の感覚ですが、日本では、お金儲けは悪とする風潮があるように思います。

物質的な豊かさという見返りを求めず、100パーセント相手に尽くすことが美徳なんです。

 

冒頭述べた通り

ボランティア=報酬を求めない人

です。

それで社会が幸せになったのは確かに事実です。が、命を犠牲にしてまで奉仕するのは「自由意志」ではなく使用者の「搾取」ではないでしょうか。

 

しかし、戦時中の「欲しがりません勝つまでは」の名残でしょうか。

その搾取すらも美徳になっているのが今の日本です。

 

雇用者は、使用者の煽動で「不当な報酬こそ世のため人の為」といい、稼げなくても働く。

 

あの高橋さんの悲劇があってもなお、過労自殺が耐えないのは…日本に深く根付いたボランティア至上主義の精神と考えます。

 

5.ボランティア至上主義の流布

 

だから僕は、最近話題のボランティアおじさんの人気がちょっと怖いです。

 

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おじさんの姿を見て

「ボランティアは素晴らしい!」

「自分を犠牲にしてでも働きます!」

と意気込み、不当な労働環境に足を突っ込む連中が増えないか不安です。

 

高橋さんのボランティア経験は不明ですが、そうした風潮が労働者を苦しめているのは事実です。

 

6.というわけで

 

長引きましたが東京五輪学生ボランティア応援団」はそのような現状を変える力があると思います。

 

実体は謎だらけですが…見て欲しいのは、彼らのサイト。

ここで書くとネタバレになるので、

絶対に、自分で最後まで読んでください。途中で読み終えると彼らの真意が理解できません。

 

東京五輪学生ボランティア応援団

 

僕は途中で読み終えてしまい「ボランティアを闇雲に肯定するひどい文章だ」と初めは決めつけました。

 

ですが、最後の文章で一本取られましたね。(笑)

 

彼らの皮肉に満ちた行動が、ボランティアの定義を大きく変える事を大いに期待します。

 

ち・な・み・に

 

僕が今回ボランティアを考えるキッカケになった本があります。

それが

 

 

『ボランティアの誕生と終焉』(著:仁平典宏)

です。

 

ボランティアとは何か?から「搾取」から「自由意志」で人生を生きるヒントになる一冊なのは間違いないです。

 

ぜひ、ご一読あれ。