きんぎょ

知識を「知恵」に変えるブログ。

「ゼロ高」にみるこれからの教育

ホリエモンが校舎のない学校を開校する」

 

教育問題に関心のある僕たちを奮わせるシステムが、できようとしています。

 

 

座学を目的とせず、実学を重視する学校「ゼロ高等学院(ゼロ高)」が今年10月から始まるそうです。

 

主宰は実業家の堀江貴文さん。学校顧問にはマイクロソフト社長ドラゴン桜』の元編集担当『ビリギャル』作者さんがいらっしゃるそうです。

 

〇「校舎がない」とはどういうことか?

 

ゼロ高は、机と椅子と黒板のある「校舎」で勉強しません。

彼らが行うのはフィールドワークを中心とした教育です。

 

例えば「宇宙ロケットの開発がしたい!」という人がいれば、堀江さんらがもつネットワークを利用して、そのために必要な最先端の技術や知識を学ぶことができるそうです。

 

多くの人は、宇宙開発だなんて夢のまた夢だと思っていますが・・・これでその夢が叶うかもしれないってコトですね。

 

堀江さんは実際に宇宙開発をしているので、できない理由ではなく実現する方法を教えてくれると思います。

 

またゼロ高には、学習内容を自ら生み出し、選択していく環境があります。

きわめて起業家志向の強い教育環境であることは間違いないようです。

 

そして最も注目すべきポイントは、入学対象が「全国の高校を卒業していない人」

という点です。

中卒からOKということですね。

 

また「新入学の時期は4月と10月の年2回で、編入・新入生に関しては毎月受け入れる。」

 

とあります。

たとえ高校生であっても、高等教育は義務教育ではないので、中退してゼロ高に入学することも可能なんですね。

 

日本教育が生み出した矛盾

 

そう、高等教育は任意なんです。

つまり、本来であれば高校から主体的な選択ができるはずなんです。

 

それなのに受動的な人間が育つという大きな矛盾を、日本の教育は抱えているように思います。

その矛盾に気づかぬまま

 

いい会社に入るためにいい大学に入り

いい大学に入るためにいい点数を取り

いい点数を取るために先生の言うことを鵜呑みにする。

 

という思考停止に陥れば、没個性的な社会になってしまいます。

できそうな夢しか見れず、出る杭は打たれる。

巷で日本経済の衰退が示唆されるのは、そのような慣習も要因と考えます。

 

さらに、大学からは主体的な姿勢が求められます。

自ら履修を組み、自らボランティアに参加する。などです。

 

しかし冷静にみれば、受身の教育を受けてきた人間に急に「主体的になれ」と大学に通わせても猫に小判なんです。

ただ「大卒」という肩書きでいい会社に入ることを”上”から強いられてるだけなんです。

 

そして、それがいかに人間の思考を奪い、死へ追いやる恐ろしいシステムかということです。

電通過労自殺だって、読書離れだってそう。

 

そのニュースの主役は、若者です。

 

〇ゼロ高の思い

 

 「ゼロ高」創設に参画した内藤社長(SNSeducation株式会社)は、設立の意義を

「選択肢を知ることができない世界、未来を諦めなければならない世界を解決したい」

と語っています。

 

この言葉は、以上のような”矛盾”をすべて浮き彫りにする強烈なメッセージだと思います。

「ゼロ高」は、若者の夢をかなえる素敵な教育改革です。

 一度夢を否定された僕にとっては、とても救われる思いがして、嬉しいです。

 

ゼロ高が日本の固定観念をどう打ち破っていくのか・・・コレカラ見ものですね。